膝の痛みの予防対策 〜正しい体と正しい動作を覚えていくこと〜

原因と対策

膝の痛みの予防対策 〜正しい体と正しい動作を覚えていくこと〜

膝の痛みに対する予防及び対策とは?
矢作治療院の基本的考えは、正しい体とその使い方を習得することで、膝の痛みはかなり予防できるものと考えています。

膝の痛みに対する予防対策

外傷性のもの、つまり外力により膝を傷めてしまったもの以外の原因が見えてくれば、その痛みの原因に対する予防と対策が分かってくると考えます。前の記事で、膝の痛みの原因は「半月板」にあると言いました。半月板のズレが痛みへと発展していきます。つまり、いかに半月板のズレを最小限に留め、維持管理していくのかということだと思います。膝関節だけに限定するものではなく、体全体共通の健康維持の為にどうすれば良いのかを考えていきます。もちろん、ここでは膝がメインですが。

① 膝関節を守るための必要最低限の筋力を作り、維持していく。
② まず、正しい姿勢(立つこと)を覚えること。
③ 正しい姿勢が身についたら、正しく歩くことを覚えること。
④ 正しく歩くことが出来れば、正しく走ることを覚えること。
⑤ 正しい体の使い方を覚えること。
⑥ 日常的に溜まったストレスを解放する方法を見つけること。
⑦ 膝の痛みの予防に役立つ情報を調べ、試してみること。
⑧ スポーツをする際の怪我予防対策。
⑨ 自分の健康は自分で調べ、自分を守っていくこと。
⑩ 自己流ではなく、理解出来ないなら、専門家に質問すること。

とりあえず、10個ほど考えてみました。どれも、言えることは自分で調べ、考え、実践することが大事だということです。人の意見も大事です。しかし、自分が納得、理解しなければ何にもなりません。
テレビ、ラジオ、雑誌、書籍、ネットでのほとんどの情報は統制されています。その中から真実を見つけ出していくのは容易いものではありません。しかし、いろんな悩みを解決していくには、調べまくる必要があり、そういう行動をしていたら必ず真実なるものが見えてくると思います。最終的に決断するのは「あなた自身である」こと。

上記の10個について説明していきますが、共通する部分が多々あるので、順番が入り乱れると思います。以下からは、タイトルで表記していきますのでご了承下さい。

体作りを始める前に、正しく立つことを体に覚えさせる

上記10個の①と②です。
膝だけに限らず、体の各部位に痛みが出てくるのは、体に歪みがあるからです。機械でも経年劣化や金属疲労があり、歪みが発生して故障します。人間も例外ではなく、体の使い方で歪みが出てきます。人間は左右対称として作られていませんので、必ず偏った動きをしています。それを最小限に抑え、バランスをとっていくために必要なことが、「正しく立つ」ことを知ることです。
正しく立つ」というのは、決して軍隊式の「気をつけ」ではなく、どこにも力が入らず、楽に立っていられる自然体のことを言います。まず、この正しく立つ姿勢を身につけて下さい。

 正しく立つとは?

現代の日本人の多くはこの姿勢を忘れてしまっています。街を歩いている人たちの姿を見ていて感じるのは、ほとんどの人の背中は丸くなり、お尻が出て垂れています。当然ながら、膝は伸び切っていません。歩きスマホをやっている人が多く、周りをあまり気にしていません。そういう姿勢を続けていると自然と負担が腰、膝、首にかかってきます。やや高めのヒールを履いている女性の場合でも、背中を丸め、お尻が垂れてしまっています。正しい姿勢を覚えれば、歩き方もスムーズになり、ヒップアップして、胸も大きく見え、膝が伸びるのでとても美しく見えるようになると思うのですが・・・。

正しく立つというのは、正しい姿勢で自然体となり、いつでも瞬時に動作が出来る準備をしておく姿勢です。

 

自然体というのは、動作が停止している状態ではなく、静止している状態です。体の動作が静止していて、心の状態もとてもリラックスしていながら、周りの情報を五感を使って感じとっています。もしかしたら、第六感も感じやすい状態なのかもしれません。
人間にとって、周りの状況を把握することは重要であり、身を護るにはいつも自然体になっている必要があります。膝の痛みの予防という話から少し離れているようですが、基礎の部分ですのでしっかりと身につけて下さい。

上の写真のように、楽に正しい姿勢を作るには、「オッパイ」が大切な役割を果たしています。と言っても、決して力まず、イメージの中でオッパイの先を上に向けるだけです
写真で言うと、目線を水平に保ち、目の高さと床との距離(AB)を目測で同距離の所に交差点(D)をイメージして、そのD点にオッパイの先から見えないビームを出して、D点と交差(CD)させます。A点はほぼ耳の穴くらいの場所、B点はくるぶしの真ん中を通るイメージです。足はやや逆ハの字に開き、重心の位置はちょうど丹田と言われる場所になります。

年配の方々がこの正しい姿勢を保つには、各関節が変形してきており、難しいと思います。無理をする必要はありません。出来る範囲で意識してもらうだけでいいです。

もっと簡単に正しい姿勢を作るには、まず真っ直ぐに立つ、腕を下に下ろした状態で肩関節を後ろ回しに回して、3回くらい回し、後ろの位置に来た所でストンと肩を落とします。この時の姿勢が正しい姿勢となっているはずです。鏡があれば、鏡を見て確認して下さい。

日頃から意識することで、視界が広がり、五感から入ってくる情報が増えてきます。今まで見えていなかったものが見えてきますし、景色の移り変わりも感じることが出来るようになります。世界が変わって見えるでしょう。
これが、膝だけでなく、体全体を整える基礎となり、また、この姿勢から動作を始める原点となります

 正しく歩くこと、走ること

上記10個の③と④になります。
普段、無意識に歩くことをやっています。当たり前ですが。
では、正しく歩くことをやっているかと言えば、街で歩いている姿を見ているととても下手くそな人がほとんどです。ファッションモデルの人たちは歩くことを訓練されているので、とても美しい。しかし、一般の人たちはそういう訓練を学校でも習った覚えはないはずです。正しく歩けている人を街中で見ることは滅多にはありません。まだ、フィットネスクラブのトレッドミルで歩いている人の方が、理想に近いです。

正しく歩くというのは、その原点である正しい姿勢から始まります。

 

只今、加筆中・・・

 

矢作治療院
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矢作治療院院長 矢作晋

矢作治療院院長の矢作晋と申します。当院では、あなたの痛みを解消、正しい体へと復元し、健康と最高の笑顔を取り戻すことを理念としています。腰痛、膝痛、肩痛だけでなく、プロ野球トレーナー(元巨人軍トレーナー)の経験からスポーツ障害に対しても得意としています。矢作治療院に来て良かったと言われるよう日々研究しておりますので、ご遠慮なく何でもご相談下さい。お待ちしております。

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矢作治療院院長の矢作晋と申します。当院では、あなたの痛みを解消、正しい体へと復元し、健康と最高の笑顔を取り戻すことを理念としています。腰痛、膝痛、肩痛だけでなく、プロ野球トレーナー(元巨人軍トレーナー)の経験からスポーツ障害に対しても得意としています。矢作治療院に来て良かったと言われるよう日々研究しておりますので、ご遠慮なく何でもご相談下さい。お待ちしております。

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