かかとの痛み
かかとの痛みにはその場所によって
治し方や対策が違ってきます。
①アキレス腱付着部の痛み
かかとのやや後ろのアキレス腱付着部の痛みです。
これはふくらはぎの筋肉の萎縮または硬直が要因であり、
引っ張られることで、アキレス腱の付着部に炎症が
起きている状態です。
基本的に炎症ですから、しっかりとアイシングを
して、炎症を抑えてやることが必要です。
そして、硬直しているふくらはぎの筋肉を
緩めてやることです。
もちろん、ふくらはぎの筋肉が何故、硬直を
起こしているのかを探る必要があります。
いずれにしても、全体的に調整が必要ですが、
まずは痛みが出ている炎症を抑えることを
優先させます。
②かかとの真ん中の痛み
かかとの骨(距骨)のちょうど足を着くと
当たる部分にズキッとした強い痛みがあるもの。
これは、かかとを思いっきり地面にぶつけたり
そういう動作の繰り返すことで
かかとの骨(距骨)とかかとの肉の間に炎症が
起こるものです。いわゆる打撲です。
ちょうどこの部位に滑液包がありますが、
炎症により水が溜まってきます。
厄介なのは、どうしても体重が乗ってしまうことで
かかとを逃して動くことになり、
つま先歩きでふくらはぎに負担がかかります。
これを解消するには、アイシングをしっかりやること。
かかとに消炎剤を擦り込みながら、しごくこと。
かかとの肉を真ん中に寄せるように
ホワイトテープでテーピングしてやると楽になります。
(かかとの肉でクッションをつくる)
また、追加で靴の中にクッションを入れてやるといいです。
痛みは2週間ほどで良くなると思います。
③かかとのやや前の痛み
これは足底筋膜炎だと思われます。
ランニングなどで足底筋を使い過ぎたことで
筋膜炎を起こしたものです。
引き裂くような痛みが出て、歩けなくなります。
この場合も、アイシングをしっかりやること。
ふくらはぎをよく揉みほぐすことで楽になります。
普段は、足底筋が伸び切らないように制限する
テーピングをしてやると歩くのが楽です。
これも2週間ほどかかると思われます。
④かかとのやや後ろ上の痛み
くるぶしとアキレス腱の間くらいの窪みに痛みがあるもの。
これは有痛性三角骨の可能性があります。
足を底屈した時に痛みがあります。
普段は、足を底屈制限させるテーピングをすることで
痛みの発生を抑制します。
どうしても痛みが出る場合は、整形外科の範疇ですから
整形外科を受診して下さい。
よくあるかかとの痛みをして4つほど上げてみました。
テーピング方法などは、手元に資料などがないので
ネットで検索をかけるとたくさん出てきますので参考に
して下さい。
矢作治療院
コメント